◆ 親鸞聖人七百五十回 大遠忌法要を迎えて             住職 杉山徳成
 世界文化遺産に指定され、平成の大修復がなされた私たち宗派のご本山、京都の西本願寺では五十年に一度の大法要である宗祖親鸞聖人七五〇回大遠忌法要が、四月九日より十一月十六日まで修行されます。
 ご本山より指定された教区参拝日に是非団体参拝のご縁をいただいて下さい。
 私は七〇〇回大遠忌の修行された年には学生として京都に在京しており、団体参拝される門徒さんの交通整理に奉仕動員され、毎日余分に準備された弁当の残りを頂戴し、メニューに変化のないのを仲間と愚痴った懐かしい思い出あります。
 当時の境内は今日のように整備されてなく、砂埃の舞うような道路を京都駅から長蛇の列が本山まで続いておりました。門徒さんの称える念仏の声の大きさが今でも耳の奥に残っています。
 親鸞聖人とは偉大な方ですね。毎年報恩講を拙寺でも皆さんと一緒にお勤めします。これは親鸞聖人に感謝する寺院門徒にとって一番大切な法要ですが、本願寺には全国一万ヶ寺以上の末寺がございますが、すべての寺院で報恩講を修行します。また、門徒さんも自宅へ住職を招き報恩講を勤めます。こんなに感謝の法要を勤めていただく方は、地球上にいるでしょうか。多くの偉人は歴史に名を残しますが、儀式として修行される人は少ないと思います。
 弥陀如来の他力本願を信じまいらせ、自らの死にあたり「荼毘に付し焼骨は京都の賀茂川の魚の餌に与えよ」と遺言した聖人のお言葉に従えなかったお弟子達の思い、時代の変化の中で、私たちに何を伝えようとしているのか、お互い考えてみたいものであります。
 
◆ いよいよ大遠忌                   
 いよいよ親鸞聖人七五〇回大遠忌の年になりました。ご本山では、十年にも及ぶ平成の大修復など、この法要の為にたくさんの時間や経費をかけてきましたが、その成果が現れるのも間もなくです。
 親鸞聖人は一一七三年に御誕生になり、九歳で出家得度され、比叡山で学問と修行に励まれました。しかし、迷いを離れる道を見出すことができず、二十九歳の時、聖徳太子の示現を得て、法然聖人に遇われ、本願を信じ念仏する身となられました。三十五歳の時、越後にご流罪となられますが、後には家族を伴って関東に移り、人々と生活をともにし、自信教人信の道を歩まれました。晩年は京都で、ご本典の完成に努められるとともに、三帖和讃など多くの著述にお力を注がれ、九十歳を一期として往生の素懐を遂げられました。
 親鸞聖人によって開かれた浄土真宗は、あらゆる人々が、阿弥陀如来の本願力によって往生成仏し、この世に還って迷える者を救うためにはたらくという教えです。南無阿弥陀仏の名号を聞信するところに往生が定まり、報恩感謝の思いから、如来のお徳を讃える称名念仏の日々を過ごさせていただくのです。
 今、社会は急激な変化をしていますが、私たちはその流れに惑わされ、又自己中心的な考えから、迷いの人生を送っているのではないでしょうか。お念仏の人生とは、阿弥陀如来の智慧と慈悲とに照らし包まれ、いのちあるものが敬い合い支え合って、往生浄土の道を歩むことです。如来の智慧によって、争いの原因が人間の自己中心性にあることに気付かされ、心豊かに生きることのできる世の中、平和な世界を築くために貢献したいものです。
 私たちの先人は、厳しい時代にも宗祖を敬慕し、聴聞に励まれ、愛山護法の思いとともに、助け合ってこられました。この良き伝統を受け継いでいきたいものです。
 大遠忌の年ということもあり浄土真宗のみ教えに触れる機会も多くなりそうです。親鸞聖人のご生涯、ご苦労を偲びながら振り返り、今まで以上に報恩感謝の日暮らしをさせていただくよう、勤めていきたいものであります。
 
◆  東京教区仏教壮年会連盟 記念大会に参加して  仏教壮年会 会長 細井 恭一
東京教区の仏教壮年会連盟が結成されてから、三十年が経ったようであります。その記念大会が平成二十二年十月十七日築地別院本堂に於いて、約五百名の参加のもと盛大に執り行われました。
 当聞乗寺からは、住職、伊藤、古賀、高木、棚瀬、西山、細井の七名が参加しました。その中で、四十五ヶ寺が連盟結成三十年の表彰を受け、聞乗寺仏教壮年会もその一つとして栄えある表彰状を戴きました。
 大会は十時半開会、献灯献花、勤行(讃仏偈)、綱領唱和と続き、新門様始め大会関係の役員の方や来賓の方々の挨拶があり、一同仏壮の歌を斉唱し開会式が終わりました。次いで単位会の表彰、新しく加盟された単位会の紹介などあって、午前の部のハイライト「仏壮連盟の三十年を振り返る」と題したDVDによる活動の歴史の放映がありました。我が仏壮も活動の一環としてほんの一部ではありますが、盆踊りの場面等が映し出されました。次いで大会宣言を全員で唱和し、昼食。休憩に入りました。
 午後の部は、本願寺派勧学の北畠典生先生の「仏教と浄土真宗入門」と題する記念公演がありました。人間は本来、孤独感、焦燥感、閉塞感に悩まされるが、信心によって、それらが共感、安堵感、自由な安定感を得ることが出来、希望の人生へとつながっていくと云うお話でありました。
 その後、築地本願寺楽友会による仏教讃歌数曲のコーラス発表があり、閉会の挨拶、恩徳讃の唱和を行って大会を終了しました。
 
 
◆  UNITの演奏会開催  「報恩講夜の集い」にて
 十一月五日 報恩講初夜法要に、三重県の浄土真宗本願寺派浄真寺で生まれたバンドUNITの演奏会が開催されました。
 UNITは浄真寺住職ら四人のバンドでカウボーイハットの姿でフォークソング、カントリーソングにつづき親鸞聖人の和讃『恩徳讃』、故郷の寺の情緒を込めたオリジナル曲などを熱唱。
 又、氷見市ダンススポーツ少年団がバンドの曲に合わせて、ダンスを披露。満堂の門徒を魅了し、一同楽しいひとときを過ごしました。
 
◆  寺ファンクラブ幹事に就任して                   山口 政司
 前幹事山口哲夫さんが中田区の区長に就任されたので、不肖私が聞乗寺寺ファンクラブ幹事に就任いたしました。
「本来寺院はお年寄りだけの集う場所ではなく年齢性別を問わず、仏縁に遇う聞法の道場である」という住職の呼びかけで集まった我々壮年層の集いがファンクラブである。
 隔月開催の例会では住職を囲んで宗教全般、浄土真宗のみ教え、社会全般の諸問題等を論じ研鑚している。
 酒食も交えているので例会を重ねてきますと、従来の門徒意識を超え仲間意識へ転じてきたことは、嬉しい事である。核家族化の時代、親から受け継ぐべき伝統的な事が希薄になりつつある我々にとって貴重な集いであります。
 上尾聞乗寺では、子供会も活発に行われていると聞きますが、中田は過疎の地域で小学校も統合され、中学校もその内統合すると聞いております。人口の過密、過疎の現実はいたしかたないようです。過疎のお寺の在り方、我々寺ファンクラブの在り方等、課題は沢山あります。
 時代変化のなかでネイミングのチェンジもイノベイションではないでしょうか。幸い昨年当寺で本願寺の新門様をお迎えし親鸞聖人七五〇回大遠忌を勤めた時、当寺に「女性の集い」が発足しました。
 今後寺ファンクラブの会員、そして女性の集い会員の両輪で教化活動の輪が広がっていく様に頑張りたいと思いますので、ご協力宜しくお願いいたします。
 又、入会希望の方大歓迎です。
 
◆  雪吊り御奉仕
 十一月二十一日(日)午前八時より、門徒総出のご奉仕にて、恒例の雪吊りが境内中庭、客殿庭で行われ降雪を迎える準備が出来ました。
本堂の雪囲いは、数年前迄は門徒で施行していましたが、足場の危険を考えて、現在は専門の鳶職の方にお願いしています。又、全員で境内の除草や掃除もしていただき、お陰様できれいになりました。ご奉仕有難うございました。
 
◆ お浄土へお還りの御門徒さん 心よりお念仏申し上げます
 十一月二十一日(日)午前八時より、門徒総出のご奉仕にて、恒例の雪吊りが境内中庭、客殿庭で行われ降雪を迎える準備が出来ました。
本堂の雪囲いは、数年前迄は門徒で施行していましたが、足場の危険を考えて、現在は専門の鳶職の方にお願いしています。又、全員で境内の除草や掃除もしていただき、お陰様できれいになりました。ご奉仕有難うございました。
* 杉山春子さん 六月十一日
  英珠院釋春慧  八十八才
  聞乗寺第十六代 坊守

○ 父の亡きあと寺院護持に尽くしてくれました   徳成
○ やさしい母でした   教子  

* 早川洋子さん  八月二日
  洸洋院釋貞静  七十六才

* 山下 泉さん  八月十日
  釋泉徳     九十一才

○ 地域の風景を絵画にしてお寺にたくさん残して下さいました   住職
「私のお母さん」  小林美津恵 (早川洋子さんの次女)
 何故こんなに早く母と死別しなきゃいけないの・・・。いつもニコニコ、食べるの大好き、温泉大好き、私の母はバカがつくくらい正直者で、自分の事より他人の事を一番に考えるお人好、そんな母が重病になるなんて少しも考えた事がありませんでした。あの日も温泉ではなく病院に行く事になってしまうなんて・・・。
 病気との闘い余命三ヶ月と宣告されましたが、一年半もよく頑張り、辛い、苦しい抗癌剤も乗り越え強い母だと知らされました。強い母、そういえば私が小学六年生の運動会の騎馬戦に仕事で忙しい父に代わり、私より小さな母が私を背負って参加しました。母が肩でなく背におんぶしたものだから簡単に帽子を取られてしまい
  『お母さんが小さいからすぐ帽子 を取られて恥ずかしいわ』  
とその時は怒ってしまいましたが、今思えば、あの時必死に逃げ回る母は周りも気にせず、私の為に小さな体で頑張ってくれた母に感謝、私には真似の出来ないすごい母でした。
 母は何故か知らない人にでも気軽に会釈や挨拶をします。デパートへ行くとひっきりなしに挨拶をしています。『あの人知っているの』と聞くと知らないけどしてしまうの。自分は人間に生まれる前、『おぞい』存在だったんだろうねと笑っていました。学校の会合でこの話をすると、とても素敵なお母さんでうらやましいとみんなに誉めて頂いた上『あなたもそういう感じですよ』と言われ、いつしか真似ているわけではないのに、私も母に似てきたようです。お母さんの様に友達が慕ってたくさん出来るような、優しい人になりたい。今一度母との出会いが叶うなら『幸せだったけ』と聞きながらお母さんのお得意だったお餅を、もう一度食べたいな・・・一緒に。
 
 
◆  築地本願寺報恩講参拝
 十一月十五日、築地本願寺の報恩講に団体で参拝しました。
 お茶席で抹茶をいただき、昼食は蓮華殿で精進料理のお弁当。午後は、本堂で法話を聴聞した後は、ご門主様導師による法要。普段とは異なり特別な荘厳で、お花やお供え物一つをとってみても大きく華やかさを感じました。雅楽の音色も素晴らしく、百名程の僧侶が色とりどりの衣でお参りしている様子は圧巻でした。
 今年の報恩講後、築地本願寺は修復に入ります。しばらく中には入れませんが、綺麗になった本堂が楽しみです。
 
◆ お寺の臨海学校
 毎年恒例のお寺の臨海学校が千葉県の富津市で行われ、聞乗寺から二十四名のこども達が参加しました。
 親元を離れての二泊三日は、不安と楽しみが交錯し、こども達は大きく成長しました。すだて漁やプール、花火、磯遊びなど夏休みの思い出となったことでしょう。
十数年も続き、毎年の参加を楽しみにしている子もいると思いますが、次回は、七五〇回大遠忌ということもあり、特別に京都で開催されます。
 参加希望の方、お子さん、お孫さんを誘ってみて下さい。
 詳細は次回の寺報でお知らせします。
 
◆  誕生報告 (初参式)
 お葬式に象徴されるように、別れ=お寺・仏教という思いの方が多いと思います。しかし、お寺は「喜怒哀楽」どんな時にでも対応する場所です。


・喜…出産や結婚報告のお参り
・怒…うっぷんや愚痴を話しスッキリ。
・哀…大切な方との別れ、お葬式
・楽…こども会、盆踊り、婦人会、壮年会・・。


 赤ちゃんが生まれた報告参拝は、お寺の者にとっても慶びです。 阿弥陀様にいのちをいただいた報告、父母にさせていただいた感謝のお参りにいらして下さい。
 
◆  本堂・会館の障子張り替え
 年に何回か「自分達のお寺を綺麗に」という思いで行う奉仕作業。晩秋の境内地の桜が見事に色づく中、障子の張り替えを行いました。
 「毎年じゃもったいない」「うちの障子もかえて欲しい」などと冗談を語りあいながら、男性が力仕事、女性は裁断や糊づけをし、今年も皆さんの手で綺麗に障子の張り替えができました。完成後は「やっぱり違う」「綺麗になった」とみんな満足げ。ご奉仕いただいた方、本当にありがとうございました。そして、毎年障子の紙や糊などを寄進して下さる武藤さん、ありがとうございます。
 
◆  得度のご縁を頂戴しました                      伊奈町 大谷明男
  紅葉の秋、京都の浄土真宗本願寺西山別院で得度の習礼研修を受け、十月十五日本願寺御影堂にて大谷光真二十四代御門主様からお剃刀をいただき、本願寺派の僧侶とさせていただきました。
思いますに、警察官生活を送っていた平成十四年春に、私事の善知識のご縁で聞乗寺住職より仏縁を頂戴し、人生の転機を迎えさせていただきました。
定年退職を迎え非常勤職員等の再就職もお断りして、聞乗寺で奉仕をさせていただきながら、門徒さんのお世話をさせていただこうと思い住職にご相談したところ、先輩衆徒の高橋清人さんを紹介され、住職の意図を素直に受け止めていく事が貴方自身の生き方であると聞かされました。
住職と氷見聞乗寺での体験生活、北陸真宗門徒さんとの出会い、それは伝統に築かれた信心の世界でした。
壮年会の仲間に迎えていただき、連研研修、得度習礼講習の受講、築地本願寺の東京仏教学院への入学、専門的な学習、寺での行事への参加経験により、あっという間に度牒拝受のご縁をいただいたというのが実感です。
本願寺での得度習礼は世間から遮断された環境の中で、午前五時三十分起床に始まり、午後十一時までの研修、実演課題七種、筆記課題六種、勤行練習等私にとって大変な事でありましたが、一番きつかったのは正座による足の痛みでした。亡母の厳しい正座態度等を思い浮かべ、腫れた足をなんとかなだめながらの日々でありました。
これもひとえにお育ていただいた住職、坊守、寺族各位、門徒さんのお陰と感謝申し上げます。
今後は、微力ですが聞乗寺衆徒の一人として寺院護持相続に努めてまいる所存ですので、各位のご厚情宜しくお願いいたします。
 
◆  仏教Q&A
Q、浄土真宗の正しいお焼香の作法を教えて下さい。
A、お焼香は、もともと体臭などの悪臭を除き、心身共に落ち着かせるために行われた仏教の作法です。お焼香の作法は、宗派によって異なりますが、一般的には、つまんだ抹香(粉末のお香)を三回頭に押しいただき、香炉へくむ方が多いようです。これには、仏・法・僧の三宝に帰依するという意味があるそうです。
 これに対して、浄土真宗の作法は、尊前に進み一礼し、左手に念珠を持って右手でお香を軽くつまみ、そのまま頭上に押しいただくことなく、一回だけ香炉にくんで、合掌礼拝します。
 お葬式で参列者が多い場合に、「お焼香は、一回焼香でお願いします。」というアナウンスが入ることがありますが、浄土真宗では一回が正式なのです。
 お寺や法事以外での焼香は、線香を用います。他の宗派では線香
を立てますが、浄土真宗では立て
ずに寝かせます。細長い香炉ですと、そのまま寝かせることが出来ますが、土香炉の場合は長すぎて入らないので、二、三本に折って寝かせましょう。
 ちなみに、お香の煙は、誰それの差別や区別なく、隅々まで行き渡る仏様のお慈悲を表しています。
 浄土真宗でのお焼香は、一回だけですが、「阿弥陀様、いつもありがとうございます。」「仏様に成られた故人様、いつもありがとうございます。」という報恩感謝の気持ちでお焼香をしましょう。 この時に気をつけて頂きたいことは、お焼香だけに気を取られてついついお念仏を称えることを忘れがちですが、お焼香を済ませると同時に、自分に聞こえる程度でかまわないので必ず口にお念仏を称えて礼拝することを心掛けましょう。
 
◆  平成22年アラカルト
懇親旅行 こども会の卒業式
【懇親旅行】…(5月) 【こども会の卒業式】…(3月)
茨城県の各地を回りました お茶の先生にお手前を教えてもらいました
お寺の臨海学校 氷見
【お寺の臨海学校】…(8月) 【氷見】…(6月)
海ほたるでハイ・ポーズ ひ孫がそろっておばあちゃんに合掌
ビンゴ大会 スイカ割り
【ビンゴ大会】…(7月) 【スイカ割り】…(7月)
何が当たるか楽しみ!!
景品を出して下さった方ありがとうございます
楽しい夏の思い出となりました
小・中学生が地域を清掃 成道会
【小・中学生が地域を清掃】…(12月) 【成道会】… (12月)
聞乗寺に立ち寄りました 築地本願寺は2月から修復
 
◆ 寺院よりのご案内
【元旦会(がんたんえ)】
一月一日午後一時より聞乗寺本堂でお勤めします。新しい年を迎え、今年もお念仏中心の生活をさせていただけることへの感謝の法要です。ご家族お揃いでお参り下さい。
 法要後、客殿にて新年交礼会を行います。甘酒やおせち料理を用意して皆さまのご参拝をお待ちしています。

【報恩講法要】

日時 二月十一日(金・祝)
・十 時 勤行・法話
・十一時 「イグニス」による     フルート・ピアノ演奏
・十二時 おとき(お食事)
      御伝鈔拝読(本堂)
      お茶席(三階)
・一 時 法話
・二時半 法要(正信念仏偈)

 法話のご講師は、富山県氷見市明嚴寺の寺西良夫師です。
法要は、埼玉組内法中と共に正信偈のお勤めをします。
演奏会は、アンサングル"IGNYS(イグニス)"さんです。

★報恩講法要とは
 毎年恒例の行事ですが、宗祖親鸞聖人の命日(一月十六日)を機縁としてご遺徳を偲び、恩徳を讃え報恩の誓いを新たにする、浄土真宗の門信徒にとって最も大切な法要です。
 日本全国に約一万五百程の浄土真宗の寺院がありますが、そのすべてでお勤めしている法要で、京都の本山西本願寺にて一月九日から十六日までの間お勤めした後、順次全国の寺院でお参りしていきます。当聞乗寺では、毎年二月十一日にお勤めしています。
 報恩講をご縁として、聖人のお示し下された真実の教えを生活の中に活かし、苦難の人生を生き抜く大きな糧とされますことを念願いたします。
 当日は、婦人会員手作りのお斎(精進料理)を用意しています。三階フロアでは、抹茶席や華道展示、趣味の展示もありますので一日中お楽しみ下さい。
 お車でお越しの方、当日駐車場が満車の場合はむさしのグランドホテルさんをご利用下さい。

【春季彼岸法要】
 三月二十一日(月祝)午前十時、本堂にて彼岸法要をお勤めします。自宅のお仏壇より過去帖やお位牌をお持ち下さい。本堂内陣に安置し、共にお参りさせていただきます。彼岸法要後住職による法話もございます。御家族お揃いでたくさんのご参拝をお待ちしています。

【埼玉組親鸞聖人七五〇回 大遠忌団体参拝のご案内】
 大遠忌の年になりました。埼玉組全体の参加者の枠は七〇〇名。その内、聞乗寺は三十五名です。
 参加希望の方は同封の申し込み用紙に記入の上、聞乗寺までお申込み下さい。

【壮年会・婦人会会員募集中】
 「浄土真宗の教えを共に聞き、共に学ぶ」そんな輪が壮年会と婦人会です。報恩講などの寺の行事のお手伝いから、旅行や観劇などの楽しみまで、仏教に触れる生活をしてみませんか?。 それぞれの都合に合わせ出られる時だけでも構いません。 一緒に友垣の輪(和)を広げましょう。
 
◆ 編集後記
 昨年は、祖母が亡くなりとても寂しい一年でした。富山県氷見市の寺を守り、八十八歳の身体にムチを打ち、暑い夏も、寒い吹雪の中も門徒の自宅の命日参りを欠かさずに参り通したその姿は、正に生きた手本であります。
 その祖母が六月に亡くなってからは、上尾の聞乗寺の生活も一変しました。氷見の寺に住職か坊守が交互に通い合うすれ違い生活となっていきました。お寺にお越しの際「住職に会えなくて残念」というお言葉を何回もいただき、有難いことです。
 世間では、大切な方を亡くしたら喪中といってお祝い事や新年の挨拶等をひかえるのが一般的です。しかし、浄土真宗の教えをいただきますと、死を忌み嫌うことなく、そのまま受け止め、仏にさせていただいたことへの感謝の生活をすることが大切であります。
 正月、お寺より年賀状をお届けさせていただき、不快に感じた方もいらっしゃると思いますが、ご理解の程よろしくお願いします。
(副住職)